音響測定は一級建築士事務所ライトステージへ

IACC(両耳間相関関数)

IACCとは、「Inter Aural Correlation Coefficient」の略で、
日本語では両耳間相関関数と呼ばれています。
音の広がり感を表す物理指標のひとつであり、0から1の間の数値で表されます。
音楽ホールの評価指標としては、残響時間が良く知られていますが、
IACCもまた指標のひとつとなっています

IACCの数値が低いほど、両耳に入る音の相関度が低くなっており、
より音が広がって感じると言われています。

周波数の高低によってもIACCの値は異なります。
一般的に低い周波数ほど波長が長いために、
両耳に同じ状態の波面が届きやすく、
IACCの値は高くなります。

反対に高い周波数ほど、波長が短いために、
両耳に入る波面の状態が変わりやすく、
IACCの値は低くなります。

ライトステージでは、建築音響において
IACCの測定を行っています。
受音点に設置したダミーヘッドの両耳の位置に
2本のマイクロホンを装着し、それにより
両耳位置の受音信号をパソコン内に取り込んで測定します。